おっぱい風呂ってなんだ?
今や白川屋の代名詞とも言えるおっぱい風呂。しかし初めてのお客様からは「どうしておっぱい風呂が出来たんですか?」という質問をよく受けます。そこでおっぱい風呂の歴史と秘密(というほどの物はないけれど)をお教えしようかと思います。
昭和58年に現在の白川屋の建物が作られました。その当時「正気の沙汰ではない。」と言われた冬期間に工事は行われました。轄kエ組様をはじめ多くの方々のご協力で無事完成することが出来ました。
新しい建物にふさわしいユニークなお風呂にしたいと、現社長はずいぶん考えを巡らせましたが、なかなかアイデアが浮かばなかったそうです。そんなある日、夢の中でおっぱいのイメージが浮かんだそうです(笑)
「これだ!」
おっぱいは赤ちゃんが最初に口にするもの。命の源。丸い形は「円満」などいいイメージを連想させる。
絵を描いたり、デザインが得意だった社長はイメージ画を作り、上原石材様に相談に。
ところが松之山温泉の成分やその高温が石材を劣化させるため素材選びから暗礁に乗り上げることに。
上原石材様が世界中の石材を調査して下さり、どうやらポルトガルの石材に適した物があることを突き止めてくださいました。
船便で遠路はるばる日本までやってきた石材を職人の技で社長のイメージ通りに作っていただいたのが、現在も現役の「初代おっぱいちゃん」です。
平成18年に改修工事が行われ、松葉啓先生よりデザインをしていただいたのが現在の大浴場です。おっぱい風呂に対してもう一つユニークな風呂をと意気込んだ社長ですが、またしてもアイデアが浮かばない(笑)
白川屋の大浴場は日ごとに男女入れ替えとなります。「あれ?今日おっぱい風呂じゃないの?」とおっしゃられるお客様もいらしたもので、おっぱいちゃんの妹分「こっぱい(小っぱい?)ちゃん」を作ることに。安直ですね(笑)
再び上原石材様にご協力をいただき、少し小柄な「こっぱいちゃん」が誕生しました。
おっぱい風呂には浅くなってデッキ状になっている場所があります。ここは半身浴をするのに最適です。松之山温泉の効能もあり、面白いように汗が出ますよ。またお子様を入れる時も安心です。
昭和、平成、令和と歩んできたおっぱい風呂。新しい仲間が増えることはあるのでしょうか?それはこれからお楽しみですね。